人は何の為に働くか

今年の社員向け年頭の挨拶に「人は何の為に働くか」というテーマで、少しばかりお話ししました。これをもう少し掘り下げてみたいと思います。


 ところが、調べてみたらこのテーマについて過去に話したことがありました。
平成22年4月1日の社員入社式の時です。この時のものを私自身が読み返してみると成程と思うのですが、今回は少し視点を変えて、今少し現実的にとらえてみたいと思います。


人は何の為に働くか?
1つは、生活の為と言うのがありますよね。生きる為、或いは趣味、自己成長の為、マイホーム取得等、そして家族の養育費、病気・老後の備えなどに必要な資金稼ぎですね。これって極めて重要です。


今1つは、自己の器を大きくする為。世の中は常に変化しています。東日本大震災のような天変地変もありますし、政治も経済も我々の置かれている環境は留まることはありません。


 その変化に対応出来る力を身につけることです。


 子弟教育で大事なことは、子に必要以上の財を残さないこと。


 倉庫一杯、一生食べられる程の魚を残すことではなく、魚を獲る知恵を授けることです。
 一生涯食するのに大丈夫な量の魚(財)を残しても、本人がぼけて、人に   くれてしまえばなくなるし、天変地変で倉庫が災害に合い魚がダメになることも考えられます。お金で言えばハイパーインフレで貨幣価値が一気に暴落することなどです。
 ところが、お天気の具合や風向きの方向等を考えて漁場をみつけ、魚を獲る知恵を身に付ければ如何様な環境変化が来ようとも安心です。多くを確保しておく必要もありません。必要に応じて、必要なだけ確保すればよい訳です。


 魚で例え話をしましたが、財についても同じことなのです。


 財を残すことではなく、財を稼ぐ知恵を授けること、この方がものが大きいのです。


 ではこの知恵はどのようにしたら身に付くのでしょうか?


人は困難と思える仕事を乗り越えたとき、(器が)大きくなり、成長します。  これは、古今東西を問わず成功された先輩諸氏が異口同音におっしゃっていることです。私もそう思います。


困難、難しい仕事、大変な仕事、これを乗り越える為には不撓不屈の精神と  知恵が求められます。


 そして、これを乗り越えたとき、人は大きくなるのです。だから困難に遭遇しても決してあきらめず逃げないことです。困難は成長のチャンス。


 そんな意味で職場は修行道場ですね。決して、楽ではない。ヤンキースのイチローは、対談の中でこんなことを言っています。「プロの 世界では楽しい時など瞬間にすぎない。ほとんどはストレスを抱えた時間だ。しかし、その瞬間のために、ありったけのエネルギーを費やしていく。その中で、人間構築をしていかなければならないと考えている」と。イチローが野球のプロなら、我々は又、会計人のプロ、これで召食っている点では同じです。


 会社という1つの御輿をみんなで担ぐ。ぶら下がりは許されません。


 一生懸命、額に汗して力を出し、知恵を出して御輿を担ぐ姿勢をみてグループから認められ評価が上がっていくのです。


 向う三軒両隣とは、会社の間でも言い得ることです。


 そしてもう1つの必要用件、それはコミュニケーション力です。


 職場には必ず他人がいます。他人とうまく協調出来ない人間は大成しません。よく人間関係が上手くいかないからと言って辞めていく人がいます。不思議ですよね。他の会社にだって上司がいれば、先輩後輩がいます。弊社で上手く人間関係が保たれない人が、何故、他社で上手くやっていけるのだろうか。知恵を出し自分が変わる以外に方法がないのに、自分が変わらないでそれを他人に求める。これでは転職を繰り返すだけで決して解決にはなりません。転職が許されるのは、そこの経営者に人間的魅力がなくなったか、  

 尊敬出来なくなった時だけです。苦しい時でも、1つ深呼吸をして、相手の立場になって考えられる資質が  求められます。つらい時でも「なにかお手伝い出来ることがありませんか」と言い得る人は5人の中の1人です。 更には人様に喜んでもらえる仕事をすること。利他の精神ですよね。人様に喜んでもらえることが自分の喜びであれと。これは前回、平成22年4月時に話した結論と同じとなります。


 そうすると職場の中でも(或いは職場の外でも)なくてはならない存在と  なり、他人からの評価が上がります。人は期待されるとそれに応えようと更に努力するものです。一段と大きくなった器を駆使して、また、人様のお役に立つことによって  成長の善循環が図れると思うのです。


 このことを意識して働くか否かは、人生において大きな違いとなってきます。

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