平成25年度アイクス経営計画発表会

会長挨拶 アイクスグループの経営方針

私がアイクス税理士法人の前身、飯田昭夫税理士事務所を開業したのは、今から丁度43年前の昭和45年(1970)7月です。34歳の時でした。


それまで、私は税官庁に15年勤務していました。もともと、税官庁に勤務する時から税理士業の開業を目指していました。いずれ税理士業を開業するには徴税側である税官庁の勤務経験は有効だとの判断で就職しましたが、15年の勤務は当初予定していたものより少し長すぎました。と言うのは、公務員で10年も勤務すると仕事はある程度覚えてくるし、後輩は出来るし、給与の遅配の心配はないし大変居心地が良いわけです。


それよりも何よりも税務署の仕事が面白くて、私の性格にあっていたと言うこともあってついつい長くなってしまいました。税務署での業務はほとんど個人企業の調査で業種柄調査の難しい、貸金業、パチンコ、風俗営業、飲食業、等の他、当時としては産婦人科医業などの特別調査の専門でした。


以前に「まるさの女」と言う映画がありましたが、ほとんどこれに近いことをしていたわけです。調査には絶対の自信をもっており「税金が取れないような調査官なら税務署を辞めた方がいいではないの」など豪語する鼻持ちならない若僧だった訳です。


事務所開業の際に気を付けた2つの事

そのような経験の中で学んだことは沢山ありますが、なかんずく税理士業開業時の重要なポイントとなったことがあります。それは、税理士が意外と顧客に信頼されていないと言うことです。それを、例え話で紹介しますと、顧客が税理士事務所に行って応接室で色々話をし、最後に顧客は税理士にむかって「先生色々と適切なアドバイスを頂き有難うございました。今後ともご指導の程宜しくお願い致します。」と深々と頭を下げておきながら、応接室を出たとたん、ペロリと舌を出して「税理士なんて何もわかっていないのだから」と呟くような光景があることです。


まあ、これは、極端な例かも知れませんが、つまり、申し上げたいことは、顧客は税理士と言う資格には畏敬の念をもっているが税理士そのものには必ずしも信頼していなかったと言うことです。


そんなこともあって税理士業開業に当たって私が強く決意したことは、2つあります。


1つは、資格に頭を下げられる税理士には絶対ならない。つまり、顧客も税理士も常に対等な立場にあること、同じ経営者として勝負する。


2つ目は「税理士業務を業とする経営者になる」と言うことでした。特に、この2つ目は、その後の事務所経営に大きな影響を与えます。


税理士事務所としての在り方

開業当時、同じ税理士仲間と議論したことは、経営の在り方についてです。多くの税理士は、自分の目の届く範囲でしか規模を大きくしない、税理士自らが巡回監査し申告処理する、でないと責任が取れないと言うものです。私はこの考え方に疑問を持っていました。資格者が自ら全部処理すると言うのは、素晴らしいことで、顧客はとても安心だし、よろこぶと思うのですが、問題もあります。税理士個人は自然人であるが故に、老、病、死がある。これをどうクリアするのか?税理士は旅行にも行けないのではないか。


税の世界は複雑多岐に渡り最近は変化が速い。これを一個人で全て対応するなど不可能に近い。結果的には、顧客の信頼を裏切ることにならないかと言う疑問。これらをクリアし、顧客の期待に応えられるのは組織力しかない。個人の力に頼るのではなく組織の力を結集しノウハウを蓄積すべきだ。


個人は有限、法人は無限。優秀な個人は魅力的ではあるが優秀な組織には個人にはない永続性がある。そして、組織力とは、アイクスグループを組織的にするということだけではない。如何に規模を拡大し組織力を高めても一企業に出来る範囲には限界がある。むしろ、その地域で魅力的な企業になることにより、全国の同業他者及び異業種企業との提携、協調を得ることにより自企業の対応力を高めることだ。それこそが、経営環境の変化が速くグローバル化する顧客企業の経営のお力になる大きな要因になると、確信した次第です。


以後、経営の基本に個人の力を磨きながらも自らの組織力を高め、且つ、組織提携を高めることを念頭におきながら経営を営むこととなります。


今、会計事務所の使命は、単に税務会計だけでなくこれを基本にして経営者の良き相談相手となり、且つ、企業経営の力強い支援者であるべきだと考えております。


大規模事務所になった今を考える

今、アイクスグループは、山陰に支店を持ち、東京上野に東京本部を日本橋に支店を持ちました、そして、近く大阪に支店を出す予定です。スタッフ規模も100名になります。


自慢しているのではありません。規模が急に大きくなることよる危機感を持っております。「企業は大きくなると倒産する」と言うジンクスもあります。これはアイクスグループが、たまたま、システムに特化していたことにより、異業種企業からの要請もあって生まれた結果であります


アイクスグループの経営理念は、「最高に信頼される相談相手となる」であります。その点がブレルことは決してありません。


さて、アイクスグループの存在価値は明確になりました。それでは、このアイクスグループは誰のものでしょうか。以前、ホリエモン事件で話題になりました。経済理論の点からは株主のものと言うことになりますが、いま株主資本論が崩壊しつつあります。 
私がアイクスグループと言う樹を植樹しました。しかし、一本の樹が成長するためには、水をやったり、肥料を施したり、剪定をしたり、時には土地改良をしたり多くの作業が必要となります。


更には、果実を販売して育成する為の資金を確保しなければなりません。販売の方法にも工夫を要します。また、危機回避のためには一本の樹ではなく複数本化し、場所も複数個所にすることを検討されなければなりません。しかし、これらの作業をやってくれるのは社員の皆さんであり、社員の皆さんなくしてグループの存在はなく成長も望めません。その意味で、会社は社員のものであります。


しかし、その為には「会社は、社員の皆さんに何をしてくれるか、でばなく、社員の皆さんは、会社に何が出来るか」の意識を忘れないことです。そして、それは、社員の皆さんそれぞれが会社の誰よりも優れたものを1つ持つことです。小さなことでも良い、このことに関しては私に任せて下さい!!と言えることです。そうすれば、100人の社員に負けない何かが100個生まれることとなります


アイクスグループでは、職場結婚が多いのもひとつの特徴です。ペアーの一方が辞めたりしていますから、いま、ペアーで勤務しているのは、5組です。アイクスグループに縁あって入社し、更に、そこで人生の伴侶と巡り合える場の提供が出来ているとすれば嬉しい限りです。


これからのアイクスグループ

私がかねて社員の皆さんに言っていることは、将来皆さんの子弟が、是非入社したいと言われるような魅力ある会社創りを目指して下さいと。そして、入社してきた子弟が、お父さん、お母さんに負けないように更に会社を成長させて参ります、と言う善循環が生まれるなら素晴らしいですね。これこそが、アットホームな、地域に根付いた会社と言うことができます。


お客さまに喜ばれ、社員の皆さんに喜ばれる会社創りが出来るならば、もう、これに過ぎたる喜びはありません。今期、社員持ち株会を設けて、ここに私の持ち株を贈与したいと思います。


私は平成7年、59歳の時、社長を現社長の小長谷康君に譲り会長になりました。いまから18年前になります。小長谷社長も私の創業の意を理解し経営理念を引き継ぎ、実践してくれています。私と小長谷社長とは一枚岩で、私は小長谷社長を全面的に支援しています。


平成25年度の経営計画を作成するにあたり、私の経営理念を披露し、小長谷社長指導のもと皆さんのご協力をお願いする次第です。


そして、本年度が、アイクスグループの歴史の中で、後年「あの時は良く頑張った、だから今がある」と語り継がれるような年でありたいものです。

合掌

平成25年7月21日

アイクスグループ会長 飯田 昭夫

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